写真で見る日本の近代史

2009.02.26 Thursday 23:54
前回、雪の日の読書館の素晴らしさを力説したにも関わらず、雪らしい雪も降らずに冬が終わりそうな勢いなので、あきらめて今月のおすすめをしたいと思います。

しかし、江戸時代ってホントにあったんですね。
アホなことを言ってるようですが、最近本気で僕が実感している事です。

今年に入って、店の書棚用に江戸〜昭和初期の日本を写した写真集を何冊かまとめて入手した折、日本の近代文化を古い写真で見ることにハマっていました。
明治維新、戦後と海外の文化が急激に流れ込んで一気に様変わりしてしまう日本では、古い文化に対しての現実感が何となく薄いと言うか、別世界の出来事という感じがしませんか?
特に江戸時代や戦後の風景は、ドラマやTVのセットでおなじみなだけに、思い浮かべると余計にフィクションのような印象になりがちですよね。

古い写真が教えてくれるのは、その現実感です。情報として頭では分かっていても、感覚的に本当にあった事として受け入れられていなかったなあという感想を持ちました。


更に、そんな古い白黒写真を見る時には、想像力をフル稼働して頭の中で色付けして見てみると楽しいです。
僕ら以降の世代の人は、戦後とか安保闘争とか、何となくモノクロイメージだったりしませんか?
そのことが、現実感を妨げているようにも思います。
でもホントは戦後だって色ついてたんです
上手にカラー変換が出来た時は、写真から実像を覗き見れたような感覚を楽しめました。
慣れてくると少しくらいなら動画にする事も出来るようになりますよ。

そして次第に「この時代はホントにあったんだ」「それは現代と地続きなんだ…」と感じられて来ます。

江戸の町人なんて風変わりな異民族文化みたいで、本当にこんなカッコした人たちが走り回っていた国が日本なんだなあと改めて思うと、とても不思議です。
全てこれらの時代の事実があったから、今の日本がこうなんですね。
皆、当たり前と思われることばかりかも知れませんが「そんなこと知ってる」という知識的な理解とはレベルが違う実感が写真の持つ説得力です。

数冊ですが、アール座読書館の書棚にこの手の写真集を揃えて見ました。
興味のある方は、是非お茶を飲みながら、カラー変換遊びをして楽しんで見て下さい。
物足りない方は大型の図書館に行くと、それで一日過ごせるかも…。
category:2009 | by:アール座読書館 | - | - | -

アール座読書館 ご利用法

2009.02.19 Thursday 12:49

アール座読書館は読書喫茶室です。

都会の中に、木々に囲まれてお茶を飲みながら本が読める静かな空間があってもいいなと思ったのが、開店のきっかけです。

なので大変恐縮なのですが、長いお話,声高なお話し声はご遠慮いただいておりますので、お話目的の方はご遠慮下さい。
※上の階「エセルの中庭」はお話が出来るお店です(書棚はありません)。

お代は、喫茶店と同じ様にお飲物のご注文で頂きます。

蔵書は 文学(短編集、詩集) 写真集 画集・美術書 絵本 自然科学 思想 哲学 心理学 文学系漫画 旅行書 等幅広く取り揃えております。
もちろん本の持ち込みもOKです。

本を読まずにただ水槽を見るもよし。
書き物のお仕事をされる方やただお茶を飲んでボーっとされてる方もいらっしゃいます。

都会では貴重な静かな空間をご用意しておりますので、どうぞ日常を離れるひと時をお過ごし下さい。




ご利用に関して


基本的にお話以外は、普通の喫茶店としてご利用頂いて問題ありません。

先ずはお好きなお席をお選び下さい。
メニューは机の上にございます。

680円前後のドリンクメニューが中心で、コーヒー類やフレーバーティー、ホットのミルク系ドリンクやジュース、お茶類その他の飲料と甘いものが少々ございます(2杯目以降のドリンクは全て110円引きになります)。


甘みが強いものや好き嫌いの分かれる個性的な風味のモノ、聞いたことのないオリジナルメニュー等も多く揃えておりますので、メニュー説明をご覧になって、ぜひ直感で選んでみて下さい。


ご注文はご入店直後でなくても構いませんので、いつでもお決まりになりました時にお呼び下さい。

どうぞご自分のタイミングで特別な時間をスタートしてみて下さい。
こちらから伺ってしまっても、後からご注文される場合は遠慮なくお伝え下さい。

本棚の書物はご自由にお席にお持ちになってご覧下さい。

お座席下や入口脇にあるカゴはお荷物入れとしてお使い下さい。

 

すみませんが、WiFi環境や電源の提供は致しておりません。

PCやスマホからちょっと離れてみるのにも良い空間ですよ。



長時間のご利用に関して

 

当店では長くご利用される方にお飲物追加のご協力をお願い致します。

 

お飲物1杯でご入店より2時間程度2杯すいている時4時間程度、混雑時3時間までのご利用でお願い致します。

 

すいている時でも、目安のお時間をある程度以上過ぎる方にはこちらからも追加のご注文をお願いしております。

 

また、混雑時には遠方からいらしてご入店出来ない方等もいらっしゃいますので、ある程度ゆっくりされた方はどうか他のお客様ともご利用時間をシェアして頂けますようお願い致します。

 

当店の経営は追加オーダーのシステムと皆様のご協力で成り立っております

アール座読書館はその方針上、どうしても単価や回転率などにおいてギリギリのラインでの経営となってしまいますため、実際、こうしたシステムと皆様のご協力に助けられて運営を持続させて頂いている面がございます。

ご利用時間やご注文など、ご協力頂けます皆様のお陰で成り立っていることを肝に銘じて、励んでまいります。

どうか何卒システムのご理解の程、よろしくお願い申し上げます。 店主

 


お座席に関して
 

店内がすいている時、お席はご自由に移って頂いて構いません。
※使用中の食器はご自分でお持ちになって移動して下さい(使い終えた食器はそのままで結構です)。

 

混雑時には自由なお席の移動が出来ません。

※入店時、狭いお席しか選べなかったお客様には、広いお席が開いた際、出来るだけ移られるかお伺いする様にしております。

店内がすいている時は、お連れの方と別々にお席をご利用頂いても構いません。

※混雑時はお連れの方とご一緒のお席でのご協力をお願いしております。

また当店には3名様ご一緒のお席というものがありませんので、それ以上の人数でご利用の場合には、別のお席に別れてお座り頂く形になってしまいます。

※お話が出来る上の階のお店に4人がけのお座席がございます。

喫煙に関して

当店は店内全面禁煙となっております。

 

2019年8月まで設置しておりました喫煙コーナーは、受動喫煙防止条例の施行に伴いまして、閉鎖となりました。

申し訳ありませんが、ご了承下さい。


土日祝日のピークタイム(14時〜16時頃)のご利用に関して

お客様のご来店が集中してしまう上記の時間帯(それ以外の時間帯にかかることもございます)には、満席のためお席をお待ち頂いてからのご利用となってしまうことも多いです。

混雑時はどうしても多少の人の出入りや調理に伴うノイズや慌しさも出てしまいますため、可能な方にはアール座の静けさを楽しめる夜の時間帯や平日のご利用をおすすめ致します。

満席の場合ある程度まで、携帯電話をお持ちの方に番号をお伺いして、お席が空いたらご連絡を差し上げるという形でお待ち頂くことが出来ます(申し訳ありませんが、店内でのお席待ち及びご予約は承っておりません)。

 

お店の形態上、お待ち時間がどれ位になるかをはっきりとお伝え出来ないのですが、ご連絡を差し上げた時点でのキャンセルもお受け致しますので、お時間のある方はご利用下さい。

またそうした時間にはご入店出来ない方もありますため、申し訳ありませんが、混雑時はあまり長時間に渡るご利用はお控え頂きますようお願いしております(ドリンク追加で3時間が上限となっております)。


 


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