アール座読書館の楽しみ方

2008.03.29 Saturday 02:39

高円寺の路地裏に 現実から少しずれたような 静かな読書空間が出来ました。  

水槽を眺めるソファや大きな机 古い列車のような座席もございます

先ずは一番落ち着ける場所を見つけて下さい

 

 

 

お席についたら 木々と水音の中で 思考を止めて頭を休めて下さい

幻想的な音楽の中で 懐かしいような不思議な感覚に包まれて下さい

 


感覚が開き始めたら書棚に向かい 気の向くままにお好きな本を手に取って下さい

ご注文はその後でも結構です
                    (アール座読書館 開店時のフライヤーより)

 

 

 

 

 

僕は日頃、当面の問題やらスケジュールやら色々な考えにアタマがとらわれてしまうと、すぐに先が見えなくなってしまうタチなので、時々日常から離れ、あまりモノを考えない時間を過ごすことがとても大切なことだと考えています。

静かな所でしばらく頭を休めていると少しづつ感覚が開いてきて、普段見過ごしているような微かなこと(微妙に空気が湿っぽいとか、首のある部分が少し疲れてるとか)が感じられるようになり、日常どれだけ体が鈍くなっていたかということに気付いたりします。

五感で感じることは全て今起きている現象なので、ここに意識が向くと、頭の中にいつも渦巻いているような考えごとから一旦離れることが出来ます。

そうしてから改めて今の自分の立場を俯瞰から見降ろしてみると、今とらわれていることの中の大事なこととそうでないことや、自分が今人生のどんなポイントに立っているのかということ、また普段は見ようともしない、今の自分がとても恵まれている部分に目が向いたりします。

そして、感覚が開くとお茶やコーヒーがとても美味しいです。

こういう風に頭を休めてお茶を楽しめる静かな場所が東京には少ないので、自分が店を始めるならそんな現実逃避をゆっくりと出来る静寂と嫌でも感覚が冴えてしまうような空間を作ろうと常々考えていました。

そんな訳で、店の入口にお話をご遠慮いただく旨のお願いを貼り出して営業を始めました。

本を読まれたりくつろいでいらっしゃる方の繊細になっている感覚のおじゃまにならない様、長く続くお話と声高なお話はご遠慮下さい、というお願いです。

特に感覚を開いている時、他の物音と違って人のお話声は、小声であっても思いの他心の中にまで入ってきてしまうので、当店では小声でも続くお話はご遠慮頂いております(小声での短く終わるお話は構いません)。

初めての方には分かりにくいシステムで恐縮ですが、どうぞ静かな空間でゆったりとした時間をお楽しみ頂けると幸いです。

もちろんお勉強や作業にお使い頂くことも出来ますが、そんな方もどこかで手を休めて、どうぞ少しの間でも現実を離れる時間を作って頂けたら嬉しいです。

 


またヨガや気功なんかでは、開いた感覚をずっとそのままにしておくのは良くないとも言われます。

ボーっと過ごした後、お店を出る前には緩んだ気をちょっと引き締め直すと良いみたいです。

 

 

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2018.06.15 Friday 02:39
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