アクティブシンキングのすすめ

2019.04.05 Friday 02:01

皆さま、明けましておめでとうございます!

 

ですね!桜咲いてますね!

大丈夫ですよ〜

僕だってもう、お正月気分8割方抜けてますからね〜

なんか毎年やってますね…こういうの。

 

という訳で、何とこれが2019年一発目です。

 

いつの間にか年代末ですが、お陰様でアール座読書館もいつの間にか10周年を迎え、11年目に突入しております。

 

本当にありがたいことでございます。

皆さまの変わらぬご愛顧あってのことです。

 

最近初来店された方から開店当初からいらして頂いてる方まで、皆様のご来店あっての存在です。

 

会話がないこのお店では、お客様とは基本的にテレパシーでピコピコと会話しますので、特に古い常連様なんて、入口で「うわ〜お久しぶりです!!お変わりないですか〜?」「相変わらずですよ〜へへ…」なんていう無言の会話が笑顔一発で成立してたりします。

 

そんなやり取りにすっかり慣れてしまっている僕なんですが、やっぱりここではちゃんとお伝えしないといけませんね。

 

改めまして、いつもアール座読書館をご利用頂きまして、本当にありがとうございます。

 

僕のこんな言葉には「お客様は神様」的な思いともちょっと違っていて、個人的な思い入れや親しみも入った何とも複雑な感謝の気持ちがあります。

 

周囲にあまり理解されずに生きてきたスネもの特有の心理なので、説明もちょっと難しいのですが、理解、共感して頂けること、感性の近い人と出会えることの有り難さ、それ通り越して、その「信じられなさ」やもう「恐怖心」にすら近いニュアンスが入った、思わず背筋も伸びる「ありがとうございます」なんです。

 

軽く病んでますね。

 

そしてもちろん僕もスタッフも(現役、歴代共に)みんな頑張りました(みんなありがとう!)。

 

去年の年始のごあいさつでは、10歳なんてまだまだ…みたいに言っておりましたが…何言ってやんでぇ。完全撤回します!

 

はやりすたりの早いこのご時世に多くの方々の様々な思いを合わせてこんな小さな店が十年もつって、やっぱりナカナカの出来事です!

 

十年凄い!

おめでとうございます!

ありがとうございます!

 

アール座がすっかり色んな人のお店にもなってしまっているので、もう誰が誰に言ってるのやら分からなくなって来ましたが、今後さらなる展開も色々と目論んでおりますので、どうぞこれからもこんなお店の存在を少しでも気にして頂けたら嬉しいです。

 

そんなこんなで、近頃はこういう店の役割というものをより強く意識するようにもなりました。

 

今、アール座読書館は何というか締め直しのタイミングに入ってるのかな…とも感じております。。

 

なんせ変な店ですから、代わりが利かないような部分もあって、そこを失ってはいけないという思いも強まってきます。

 

近頃何となく、昔お客さん全然いなかった頃のアール座店内の雰囲気が思い出されたりしもするんです。

 

何というか、とても純度の高い、今よりも濃い〜ぃ不思議な何かが空間に漂っておりました(怖!)。

 

この、店内に漂う独特の空気感というものは何といってもこの店の要であり命なのですが、思えば、昔のアール座ってこれがすごかったなぁ…なんて思い出したりします。

 

今よりもっと入りにくくて、入ってももっと独特でワケ分かんなくて、でも過ごしていると強引に不思議な感覚に引き込まれて、日常的な気持ちで何かしようとか、思っても出来ないような異質な空間でした。

 

人の出入りが少なかったとか、知られていなかったという事情も大きな理由だと思うのですが、よく魔法がかかってるなんて、ありがたいお言葉も頂いておりました。

 

それが今ではお陰様で多くの方々に知って頂き、すっかり親しみやすい馴染みやすい場所にもなったと思います。

 

これはもちろんどちらもありがたいことなんですが、でも、僕は欲張りなので両方欲しいのです。

 

多くの方々に知って来て頂けるありがたみを胸に秘めつつ、そのポピュラリティに負けないレベルの、さらに強い不思議な空気感をもって、世界中からもっと多くの方に遊びに来て頂きつつ、その全員を催眠術に落とすような強力な魔法をかけなおしていかなければ…なんて思っております。

 

休日のピークタイムなんかは難しいかもですが、せめて平日や夜間だけでもね。…さて、どうしたものか…。

 

まずは僕自身が心身を整えて、意識を改め、自分を信じなおす所から始めなければなりませんね。

 

思えば昔は、これに関しては無敵だったなぁ…とか考えてしまいますが、そんな流れで最近よく意識するのは、感受性のコントロールとか意図的な思考とでもいうようなことです。

 

今日のお話のテーマはですね、割と心が繊細でメンタルも乱れやすいような人向けのお話ですね。

 

僕自身、最近歳のせいかすっかり乱れやすくなったメンタルを自分で管理しコントロールしていくことの必要性を意識するようになりました。

 

だらだらとメンヘラしちゃってると、何といってもお店回せませんのでね。

 

この頃特に気を付けているのは「周囲からの影響を調整すること」と「その時考えるべきことを自分で選ぶ」という二つのポイントなんです。

 

「西の魔女が死んだ」という梨木果歩の童話のワンシーンを僕は思い出すのですが、主人公の女の子が魔女である祖母から魔女修行の手ほどきを受けていく中で「コツをつかめば、現実には見えない色々なものが見えてくる」「けれども大事なのは自分で見ようとする意志であって、見ようともしないものが見えてしまうのはとても危険なことであり、一流の魔女のすることではない」というような意味合いの言葉で彼女が諭される場面があるんです。

 

なるほど〜と感心してしまいます。

こう言う話、何か分かりますよね。魔法の話でなくても。

 

僕なんて元々あまり空気も読めないタイプで、どちらかというと周りを気にせず我が道を行けるタイプだったんですが、こんな店長年続けてると、さすがに人の気というものにあてられてしまうようにもなってきます。

 

だからもっと周りが見えて、普通にしてても人の気持ちとか思惑とかどんどん入ってきてしまう気質の人なんかはきっと、ただ暮らしているだけでもストレスが尋常じゃなかったりしますね。

 

いわゆる「見える」タイプの女性って、イライラを抱えてしまってることも多いんじゃないでしょうか。

 

きっと感受性の入口を開閉する、カメラで言う絞りのような機能が重要になってくるのでしょう。

今どきピンと来ない例え話ですかね。

 

昔のカメラってオート機能とかなくて、明るさに応じて手作業で窓を開けたり閉じたりして入ってくる光の量を調整していました。

 

だから露出計使わない素人でも、写真撮るときには今その場所がどれくらいの明るさかをある程度気にしていたんですね。晴れマークとか懐かしい…

 

でもこういうことを人の思いや感情に対して意図的にやっている人は多くはないですよね。

 

その場の人の気の強さに応じて自分で心を開け閉めする人って、かなり意識的に生きている人だと思います。

 

アール座の利用法をご紹介する時に「帰り際に少し気持ちを閉じた方が良い」というような説明をよくさせて頂くのですが、それはあの空間にある時間ゆっくりすると、ちょっと無防備なくらい感覚の窓が開いちゃうことがあるからなんですね。

 

美術館で絵を鑑賞した後とかに似た感じでしょうか。

 

アートを鑑賞する態度って、作品から何かを受け入れようとして、全開放みたいな状態になっていて、日常的に暮らしている時の心持ちとはちょっと違う精神状態になってるように思えます。

 

そのまま刺激の多い外界に出てしまうと、ちょっとギャップで現実が嫌なものに感じたり、気持ちが乱れちゃったりすることもありますね(分かる人にしか分からない話ですが…)。 

 

だからウチでも店を出た後にパル商店街で慌てて現実に戻るより、店内でしっかりと心を閉じてから外に出る、という手順をお勧めしてますし、使い慣れている方なんかは無意識にもそんな段階をまれてる感じもします。

 

やり方は色々で、「さあ行くか!」と何となく気持ちを閉めるでも、深呼吸してバリアーみたいなイメージを作るでも、また胸の中でボルトをきゅっと締めるイメージを持ったりとか、人それぞれ何でもいいみたいです。

 

そんな感じで、いつもその時の自分の心がどれくらい開いていて、周囲の影響をどれくらい受けやすい状態かを意識し、開閉してゆくことは健全な心を保つためにとても大切なことだと思います。

 

なので僕は最近、人との会話や悪意の入るやり取り、町の喧騒やTV、ネット、週刊誌の中吊り広告に対してでさえ「うわ、なんかヤ…この感じ…」となったときには、反射的にキュッと気持ちを絞めて、それが「自分の外の世界の出来事」であるような感じに持っていきます。デリケートになったもんだ…

 

平たく言えば、ただ「気にしない」というだけのことなんですが、近頃はこれを意図的にやることの重要性を切に感じるようになってしまいました。

 

でもこれ意識してるとですね、嫌なことがあったりしても、なんかその出来事が終わってしまえば、心もち自体は何事もなかったようなところに戻ってたりするんですね。

 

繰り返しますが、メンタル弱ってない人はこんな事する必要全くないと思います!

良いことも嫌なことも全身で感じたらいいですね。

 

それと似たようなことでもう一つ最近気を付けていることがあります。

それは自分がその時何を考えているかを意識すること。

 

人間って、どうしたって考え続けてしまう生き物ですよね。

 

瞑想とかやってみると、考えを止める方が難しいのがよく分かります。

 

アール座はどちらかというと、あえて妄想したり、どっぷりと考える時間を取るような場所なので、取りとめもない妄想なんかは推奨しているくらいのものです。

 

よく言っている「現実逃避」というものも「考えなきゃいけないことよりも今考えたいことを考える」という意味で同じようなもんです。

 

あわよくば、頭の中に塵のように積もった考えのタネを意識し、消化し、整理することにつながるといいなとも思うのですが、逆にこの手の妄想が怖くなるのは、何かをきっかけに日常的にネガティブな考えにとらわれてしまう時や、それが長期に及んで、睡眠や食事など生活まで害してしまうケースですよね。

 

ただでさえエネルギーを消費する「思考」というもので精神を削られ続けるのって、消耗も大きく、健康にも影響するし、何よりも前に進めないです。

 

でもこれ、ゼンゼン珍しいことじゃないですよね。

 

嫌なことがあると、人間の思考ってすぐにこうなってしまいます。

 

もちろんそれも意味のある「作用」の一つだと思うのですが、ついつい同じことを何度も考えてしまうときには、本当に考えるべき(考えたい)ことを自分の意思で選ぶ、ということが大切な気がします。

 

僕はこれを便宜的に「アクティブシンキング」とか呼んで一人で手帳に書いたりしてますが(なんかカッコいいし)、そのことが今本当に考えたいことかどうか判断して、必要なければ意思の力で断ち切るということを、大人になったらしなければいけないんじゃないか、と大人になって何十年も経った今頃気づいた感じです。

 

僕は自分にとても甘いので、こういう厳しい系のこと課したりはあまりしないんですが、でもこれは人が何らかの意識をもって前に進み始める上で欠かせない行為であると思うし、結局は「生きやすさ」というものにつながるポイントだと感じています。

 

逆に、これに対して「自動思考」というものもあります。

 

心理学用語ですが、こちらの意思と離れて勝手に進んでしまうタイプの思考のことで、ひどくなると概してネガティブな方向に深く入っていったりもします。

 

なので、あまりいい意味合いの言葉じゃないんですが、まぁしかし人間はこれに陥りやすい体質を持ってますよね。

 

思考って、自分のコントロールを離れて暴走するとロクな方向に向かいません。

僕なんかすぐコレになります

 

ひどくなると神経を病んでしまう原因にもなりやすいものなので、最近ではカウンセリングなんか受けると「認知療法」といって、この手の思考の動きをしっかり見つめ直して、自分が今何を考えているのかを自分の意識に紐付け直す、というような作業を時間をかけてやっていったりします。

 

でも、ここまで行く手前でアクティブシンキング(やっぱ、ちょっと恥ずかしい…)を試みていると、その傾向が変わってきます。

 

一言でいうと、これも「深入りせずに済む」というだけのことなんですが、メンタル弱ってる人にとって、その事実ってとても重大な出来事です。

 

具体的にやることはとても単純で、つまらない考え事にとらわれたときに「今考えなきゃいけないことか?それは!」と問い直し、その後が難しいのですが、気になる考え事の途中であっても容赦なくそれをぶった切ります。

 

でも、そういうのってすごく中断したくないんですよね。

ちゃんと考えて一段落つけてから落ち着きたい。

 

ただ、一段落つかないんです、つまらない考え事って。

 

だから大人の精神力でこれを断ち切ります。

これが出来るかどうかがポイント。

 

で、「つまらぬものを斬ってしまった…」と吐き捨ててそれを忘れ、一旦考えを止めるなり、もっと別の楽しいことに考えを切り替えるなりします。

 

これだけ。

自分が考えたいと思うことを考えるというだけのことです。

 

最初はこれを何度も繰り返すことになるんですが、慣れるとどんどん出来るようになります。

 

ハマらない方にはよく分からん話かもですが、この断ち切る難しさが想像出来る方はやってみるとハマるかも。

 

精神を害するものがあふれる世の中では、こういう意図的なコントロールって健康管理同様、生きていく上でとても重要で有効なものなんですが、でも心の問題って体のケガや病気みたいには重要視されませんね。

 

全部僕自身の話なんですが、もしかしたらこれが有効な方他にもいるかも(らくがき帳とか読むと)と思って、今回はこんな話してみました。

 

まぁ分かる方いらっしゃらなければ何よりなことです。

 

今回のお話、一見、いつもおすすめしている「現実逃避」と逆の話をしているようにも聞こえますが、そうではないんです。

現実逃避であっても(むしろ現実逃避こそ)能動的に行かないと!という話なんですね。

 

自動思考なんて暇なことしてると、人生を持っていかれてしまいますからね。

 

能動思考で生きてゆきましょう、というお話でした。

 

でも、そんなことする時間を何処で取ればいいんですかね。

 

はい。言わずもがなです。

 

お待ちしております!

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