姉妹店〜店と人柄の話

2012.06.27 Wednesday 00:22
初夏ですね。

さほど気温も上がらずなかなかいい気候です。

梅雨が終わればじわじわと暑い日も増えて来そうですが、今は季節メニューのミントティーもお出ししておりますので、爽やかな気分になって頂けたらと思います。

さて今回は前回のブログからズイブンと間が空いてしまいました。
ただでさえ更新遅いのに、ゴメンナサイ。
 
言い訳でもありませんが、この所色々とバタバタしておりまして、実は新しい計画なども持ち上がっておりますので、ちょっとここでお知らせしますね。
 
実は今アール座が入っているビルの上、3階のフロアには以前イベントスペースのような形態の店があったのですが、こちらのお店が最近閉店することになってこのスペースが空いたんです。
 
で、ここに今度ウチが新しい店をオープンすることになったんですね。
今はその計画が始まった所なんです。

こちらはアール座とは別のコンセプトを考えており、今度のお店は何と店内で会話が出来るという画期的なシステム(?!)です。

アール座にお連れの方といらして、これで話が出来れば良いのに…と思われた方にもオススメのお店になりそうです。

お食事なども考えておりますが、最終的に固まるのはまだ先です。
 
実はアール座の開店当初には、もしこの読書喫茶室という形態がビジネス的に厳しかったら少しづつ利益型の経営(つまり普通の店)に移行して行こうかという考えもあったのですが、本当に皆様のお陰で、経営が微妙なバランスで成立し、また皆様のお声やらくがき帳のお言葉を知り、そんなツマラナイ計画は消し飛んでおりました。
 
しかしこの度、私ごとで恐縮なのですが、先日何と子供が産まれてしまいまして(バタバタの理由その2)、今さらになってまんまと家族を養うハメになってしまいました。

それに関しまして、先日は急な開店時間の遅れが生じ、お客様にご迷惑をおかけしてしまいましたことをお侘び申し上げます。
 
最近は家に帰ると、ついこの間までいなかった小さな人がすやすや寝ていて、何だか不思議な気持ちです。
 
そんなワケで、長期的に一定の収益を見込めるお店が必要になったという個人的理由もあるんですね。

アール座はもちろん変わりませんよ。
今のまんまでずっと行きます。
で、それと違う形をもう一軒、という話です。

もちろん一般的なカフェ形態とはいえ、僕がやる以上ありがちなお店にはなりません。

以前から、心を鎮めるアール座の方針の中では実現が難しい企画を思いつく度に「他の形の経営もやってみたいな」という構想は持っていたんです。
 
本音を言えば生活のことよりも、こちらのモチベーションの方が強いくらいです。
 
さてどんな店になるんでしょうか。
 
アール座は明治の洋館や書斎、古い木造校舎、図書室なんかの写真をネタに、非常に感覚的なイメージ(こんな雰囲気でこんな匂いの…という要素)を固めて工事に挑みましたが、3階に関してもまた別の新たな画像を、今幾つか頭の中でパズルのように組み合わせて構想中です。
 
僕の場合アドリブ工事なので、先に正確な図面を書いてそこに向かって作業を進めていくという手順を踏まず、ディテールは作業しながら(または開店後にも)徐々に形作られていくのですが、そこで軸になるのが「感覚的なイメージ」や「コンセプト」という割と不確かなものです。
 
業態はおいおい詰めてゆくつもりですが、コンセプトに関してはアール座同様、日常や現実から離れてくつろげる場所という理念を貫きたいなと思っております。

同じ現実逃避でも、どちらかと言うと2階は「心を鎮める」「自己と対面」という感覚が強いのに対し、3階はもう少しファンタジックで、「発見」や「気づき」「意識転換」が出来る店にしたいという方向を考えております。 

こんなセオリーを無視した工事をしたりヘンなコンセプトを考えたりしていると、自分はつくづく「内向型気質」が強いなんだなぁと感じたりします。

以前このブログで性格や気質の話をした時に出て来た言葉(→
http://r-books.jugem.jp/?page=1&cid=12)で、社会的な理念よりも自分の価値観を優先させてしまう思考型タイプのことです。

もちろん世間にはコンセプトなんてない「いいお店」が沢山ありますね。
 
意図的にこういう風に持っていこうという意思なんてなくても、立派なオーナーさんが心を込めて経営することで、その真心や人柄が自然とにじみ出ている素朴で暖かみのあるお店というものが巷に結構あります。
 
人間性が未熟な僕なんかには、こんなのは難しいです。
元々人が苦手だったヤツだし…σ(^_^;)
 
そういう大人っぽいお店は社会性の強い外向型の人が作るように思います。
また飲食店を経営するようなタイプの人には外向型の人が圧倒的に多いようですね(そりゃそうだ)。
 
そう思うとアール座は、元々の素質が飲食に向いていないヤツがやっているからこんなへんてこな店になんだなぁと思えてきます。

飲食店というよりも、ディズニーランド(レベルが違いますが)やよくTVに取材される地方の発明おじさんの創作のような気合いの入り方に近い感じがしますね。

こんな風にトレンドやセオリー、技術、職人性のような、社会的にまともな要素よりも新規性や驚きを求めてしまうのは、内向型気質の特徴である社会性の低さに関係しているのかも知れませんし、人のためになる店にしたいとか強く思うのも、内向型ゆえの若い頃の無用者意識を今になって埋めようとしているのかも知れません。
 
店や仕事って本当に人間が出るんですよね。
個人経営店なんて、自分の人生や思考を人前にさらけ出しているようで、恐い位です。
 
表現とかってアーチスト職の人達がするものと思っていましたが、自営業だって、きっと事務仕事の人が作る書類だって同じようにその人柄や人生がにじみ出ていたりして、そう思うと皆生きているだけで表現者ですね。
 
表現と思えば、真剣に向き合い続けることで世間的に欠点と言われるような部分でも個性としてとんがって来ることが、なかなか悪くないように思えてきます。
 
例えば僕のように、意識的計画的にコンセプトを企てていくことで、欠陥の多いこんな奴でも、ウマく行けば人様を楽しませたりすることが出来るかも知れないのだから、世の中分かりません。

まぁ、まともなお店は自分がやらなくても世間に沢山あるけれども、変な店は変な奴がやらないと世の中に存在しないですからね。
モチベーションも違ってきます。
 
アール座にいらっしゃる皆様の気質タイプはどうなんでしょうね。

色々なタイプの方がいらして簡単には言えませんが、やっぱり他の場所と比べると内向型の方の比率は高そうな気がします。

ご自身の好みをよく理解されていて、メニューや座席や本など沢山の選択肢の中から瞬時に的確に自分が一番好きなものを選び出せるような方(大抵ご本人はそれが当たり前のことと思ってたりします)をこの店ではよくお見かけするのですが、これは内向型の人の特徴なのかも知れませんね(当たり障りないものや普通は何を選ぶんだろうと考える外向型の人の方が世間には多いのです)。

個人的には、今家に寝ている生後10日程の女の子の気質を見極めようと、色々と観察したりちょっかい出したりの今日この頃です。


さて店作りの正念場はこれからです。

アール座を作った時と同じ、地獄の内装工事作業がまたもや夏場です。
 
これから一時、アール座に立つマスターの目の焦点が合っていない時もあるかも知れませんが、あまり気にしないでおいて下さいね。
 
アール座の開店もそうだったのですが、おそらく上の店もオープニングパーティーとか大々的な告知とかはせず、何となくしら〜っと始まっていると思います。

元々僕は私生活に置いても「節目」というものが苦手で、自分に関する「〜式」と名のつくものもは、高校の入学式を最後に出ていないようなヤツなのですが、やっぱりお店も「あれ、こんな店あったっけ?」と、いつの間にか始まっている感じがいいなぁとか思っています。
 
でも期待して下さっている方もあるかも知れませんので、近くなったらこのブログではこっそりお知らせしますね。
 
ただ、やはり内装に時間がかかりますので、実際の開店はまだ先です。
2、3ヶ月後になってしまうんじゃないかな。

それにしても、こんなことが出来るのも本当に皆様のお陰なんです。
ありがとうございます。
ありがとうございます。(選挙みたい)
 
そんなご恩に報いるためにも、世界的にも類のないような不思議な店を高円寺の路地裏に出現させて、皆様の幸せにわずかでも貢献出来ればと思っています。
 
何が出来るかは乞うご期待です!

古い汽車の中みたいな店もいいな。
category:2012 | by:アール座読書館 | - | - | -

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2017.05.23 Tuesday 00:22
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